ライバルとの上手な付き合い方

“  同じ歳や経歴があると、特に女性は相手に勝手なライバル意識を持ってしまう事も少なくないのではないでしょうか?
さて、こういった場合、あなたならどんな武器で攻めるでしょうか?魅力?スキル?この記事を読んで少しは参考にして貰えれば幸いです。

まずは魅力。それはつまり人柄です。
しかし、この人柄というのは、「はい、明日からこうやって」といって出来るものではないというデメリットがあります。
例えば、挨拶ひとつにしても急には出来ません。この場合、出来ないというのは言わないという事ではないからです。
とっさに出るか出ないかというのには、かなりの個人差や、それまでの環境がものをいいます。そのくらい挨拶は実は奥深いものだと私は思います。これは看護師だけに限った事ではないですよね?
美味しいラーメン屋さんで挨拶もなくお冷やも出ないのと、特別美味しいわけではないけど気持ちいい挨拶をしてくれるお店なら、私は迷わず後者を選びます。そのくらい、挨拶や人柄というのはその店や病院の味や環境に関わってくるのです。

次にスキル。これはもちろん看護師としてのスキルの事をいっています。
ではこのスキルって何だと思いますか?経験値というのは確かに当たっています。スピード、技術、資格…きっと様々な経験値が積み重なった結果、あなたは今看護師としての力を身につけているはずです。

では問題。

Aさんはスピードがあるが仕事が雑。
Bさんは仕事が遅いがとても丁寧。
Cさんはスピードが速くまぁまぁ丁寧。しかし持っている資格にあてつけてうんちくを語る。
Dさんは黙々とこちらの言葉にも反応しない。

あなたは誰に看て貰いたいでしょうか?
 私なら誰にも看て欲しくありません。
ここでいいたいのは、スキルだけを手に入れてもダメという事。先述した通り、人柄もあって初めて好かれる看護師となるのではないでしょうか?
資格があるのは確かに凄い事。ですがそこでうんちくを語られても嬉しくもありません。スピードがあるからとパパパッと終わらせられても、ちゃんと看て貰った気がしません。
ここで最も大事なのがコミュニケーションスキルだと私は思うのです。
看護師は患者の目を見て、声を聞いて、語り合って、体温や血圧すべてを把握した上で初めて看護が成立したと思うべきなのではないでしょうか?
もしも、あなたがライバルと張り合いたいというのならば、まずは人柄を、そしてそこからゆっくり着実にスキルを身につけて(しかし、そこで決して驕る事なく)いきましょう。そうすればきっと、いつの間にかあなたはライバルを越えているはずですよ。”